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2007年03月17日

今こそ改革を!

 毎日、西武の「裏金問題」がマスコミをにぎわしています。僕が選手会長だった2004年に起きた球界再編の問題と同じように、僕ら選手にも無関係のことではありません。オープン戦での仕上がり具合の話は後日にして、今日は少し思っていることを書きたいと思います。
 この問題の原因はどこにあるのでしょうか。僕は一番は、制度だと思っています。逆指名から始まって、自由枠、今の希望枠と選手が球団を選べる権利を持ってから、裏金がエスカレートしたと聞いています。完全ウエーバーなら球団がアマチュア選手に金銭を渡すこともなくなると思います。選手会も主張していますが、まずは希望枠を撤廃することです。職業選択の自由がなくなると言っても、もともと12人にしか権利は与えられていませんでした。僕もそうでしたが、残りの選手は自分で球団を選べなかったわけですから、そもそも希望枠は不公平なシステムだったと思います。
 よく完全ウエーバーにするとアマチュアの選手が日本のプロ野球を通過しないで、メジャーを目指すとか言われますが、本当にそうでしょうか? WBCで世界一になりましたが、日本のプロ選手のレベルは総合力という点ではメジャーとも互角だと思っています。そこで通用するかどうかを確認する前に、いきなり何の保証もないメジャーに行くアマ選手がどのぐらいいるでしょうか?
 ただ、完全ウエーバーにすると、行きたい球団に行けなくはなります。逆指名が入る前にも、これが原因でいろいろな悲劇が起きました。そこでFAを取るまでの期間を短くするというアイデアが出てきます。今の9年から5、6年にして、選手がピークのうちにほかの球団に行けるようにすればいいと思います。今でもメジャーから帰ってくる選手が多くいますが、早めに行けば早めに帰って来ることもあるかもしれません。その選手の一番いい時期をアメリカだけではなく、日本のファンも見ることができると思います。
 今は逆指名が入った時と違って巨人やセ・リーグが一人勝ちしている時代ではありません。北海道から九州まで本拠地が広がって、それぞれの球団に個性が出てきました。パ・リーグもプレーオフがあったりとひと昔前のようにマイナーなイメージはありません。メジャーという選択肢もできました。何が何でも日本のこの球団に行きたいというアマチュア選手も減っていると思います。プロだけではなく、アマチュアも巻き込んだこんな問題が起きている今だからこそ、完全ウエーバーとFAの短縮を基本に思い切った改革をする時かもしれません。皆さんはどう思いますか?

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