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2006年09月14日

恩師のカワテ

 今日も代打での出場でした。見た目は青と黄色で同じですが、いつもとは違う革の手袋を付けました。去年のオフ、原点に返ろうと2軍時代の打撃コーチだった竹之内雅史さん(現羽衣国際大監督)に練習を指導してもらったことがありました。その練習で使った「カワテ」(革の手袋)に竹之内さんの名前をサインしてもらいました。それを今日、今年初めて使ってみました。そのサインを見ると、竹之内さんからこれまで教えて頂いたたくさんのアドバイスがよみがえるような気がしたからです。そして1つの言葉を思い出しました。「バットは振り切れ」。打席に入るまでずっとその助言が頭にありました。身が引き締まり、強い気持ちにもなれました。絶対に中途半端なスイングはしない―。
 2-3の八回表二死一、二塁のチャンスでした。相手は8月にも対戦した館山投手。初球からいこうと思っていましたが、1球目は外角のストレートでバットを止めました。難しいコースなので、見逃しストライクでも仕方ないと気持ちを切り替えました。2、3球とスライダーを見逃しカウント1ー2。次の4球目が勝負のポイントになりました。
 低めの際どいフォークボールでした。このボール球に手を出さずに見極めて自分有利のカウントにできたことが大きかったです。ヤマを張ったわけではありませんが、相手は四球での満塁を嫌うため、次はかなりの確率でストレートでストライクを取りにくるだろうと予測できました。
 5球目。内角高めのストレートでした。厳しいコースで当たりは良くありませんでしたが、レフト前に同点のタイムリーを打てました。予想した球種が来たことと、打席に入る前に意識した通りに振り切ったからこそ三遊間を抜けたのだと思っています。
 代打生活が続いていますが、レギュラーの時と同じく目標は3割5分に置いています。この打席まで2割7分5厘。残り試合を考えても、これ以上下げたくないところでした。ベイスターズも逆転勝ちを収めて僕にもチームにもいい結果になりました。恩師のカワテがお守りになったような気がします。

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