鈴木尚典ブログ:message

プロ野球 横浜鈴木選手のブログです



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2006年07月29日

母校、甲子園へ

 今日は試合前にうれしいニュースがありました。母校の横浜高校が甲子園出場を決めたのです。両親や弟が球場に応援に行ったのですが、途中経過を逐一メールで送ってもらい、勝った瞬間には同じOBの小池選手と一緒に喜び合いました。
 神奈川という激戦区。しかも選抜で優勝し、負けられないプレッシャーが強い中でよく勝ち抜いたと思います。またお祝いに野球道具などを贈らせてもらいます。今年は強打のチームと聞いていますが、それを武器に松坂投手(西武)以来の連覇を目指して欲しいと思います。
 僕の方は広島戦に代打で出ましたが、二ゴロに終わりました。広島のブラウン監督の一、三塁線を大きく空ける独特の内野陣の守備隊形で、二塁手に逆シングルで好捕されました。一塁走者がいたため、内野安打性の当たりもちょうど二塁で封殺されてしまいました。
 一見不運のように見えますが、外野に抜けなかったことは、もっと練習する必要があることなのだと受け止めたいと思います。ツキがなかったで終わらせず、横浜高校の後輩の活躍も刺激に、また明日から頑張っていきます。

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2006年07月25日

読む打撃

 後半戦初戦は、いわきでのヤクルト戦でした。僕は8回に代打で出番が回ってきました。
 相手はゴンザレス投手。ストレートが平均でも145キロほど出ていましたが、いつも通り初球から好球必打の姿勢で臨みました。1球目は外角からスライダーを入れてきました。見逃しでストライクを取られましたが、簡単な球ではありませんでした。手を出さなかった判断は間違っていなかったと思っています。
 2球目、3球目もスライダー。低めの誘い球に引っ掛かることなく、きっちり見極められました。1週間ぶりの打席でしたが、ボールがよく見えていい見逃し方ができました。
 4球目。変化球が3球も続いたので、そろそろストレートが来るだろうという意識が頭にありました。しかもカウント1―2と僕に有利な状況です。ゴンザレス投手にしてみれば四球を嫌がってストライクが欲しいところだなと考えました。
 僕は常に相手の一番速い球に合わせて来た球を無心で打ち返すタイプなのですが、今日のような状況ならある程度は相手が投げる球を読むこともあります。その結果が速球投手のストレートをほぼバットの芯でとらえる、ピッチャー強襲のヒットだったのだと思います。
 ベイスターズは敗れてしまいましたが、個人的には試合勘も鈍っておらず、まずまずのスタートが切れたのではないでしょうか。

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2006年07月23日

イメージトレーニング

 今日は皆さんからのメールを一通、紹介したいと思います。「今日部屋の整理をしていたら98年日本シリーズ2戦のビデオが出てきたので久しぶりに見てみました。-中略- タカノリさんも昔の映像を見て良いイメージを持って試合に挑んだりする事はあるのでしょうか?」という内容で、細野弘樹さん(神奈川県・男性)から頂きました。
 もちろん見ます。僕の2軍時代の恩師、竹之内雅史(当時2軍打撃コーチ)さんからも「自分のフォームは毎年、ビデオで撮れ」という指導を受けました。1997、98年と2年連続で首位打者を取った時の映像もあるのですが、一番参考にしているのは99年のフォームです。
 僕がフォームで一番重視するのは構えです。これがスッと決まった時はいい結果が出ているように思います。99年は構えがほかの年に比べ、大きく、リラックスしているように見えるのです。ちなみにこの年は打率3割2分8厘、自己最多の92打点を挙げました。
 このオールスター休み中にもこのフォームのビデオでイメージトレーニングをしました。実際に横須賀での練習でもこの時のフォームを頭に描きながら構え、打ちました。あと2日で後半戦が始まりますが、構えに99年型フォームを取り入れて好スタートを切りたいと思います。

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2006年07月19日

前半戦終了

 雨天中止でしたが、今日で前半戦が終わりました。ここまでを振り返ると、春のキャンプから右肩痛で出遅れ、1軍に復帰したのは5月。その頃も肩は60%ぐらいの状態でしたが、春から継続したリハビリなどの効果で特に7月に入って今年一番いい状態が続いています! 今では痛みもなく100%に近いところまで回復しました。
 これまでは指名打者か代打での出場でしたが、もう守備に就いても問題ありません。これまで皆さんにはスタメンを期待されるメールを数多く頂きましたが、ようやく応えられる状態に戻りました。
 後半戦というちょうどいい節目です。ペナントレースは佳境を迎えますが、これからは守備の方もどんどん練習でアピールしていきたいです。

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2006年07月17日

集中力と対応力

 今日は首位中日戦。2点を追う八回裏、1アウトランナーなしでの代打でした。相手は今最も勢いのある若手の1人、佐藤充投手です。初球ボールのあとの2球目のストレート、ここ何打席かでも一番甘いボールが来ました。リリースされた瞬間に「甘い」と思い、ちょっと力み過ぎたのかもしれません。バックネット裏のファウルだったのでタイミングは合っていたのですが、打ち損じでした。3球目は球速差が40キロほどもあるカーブ。これにバットの芯を外され、センターフライに終わってしまいました。
 この打席では2つのポイントがありました。1つは1球を一撃で仕留める「集中力」。これまでにも書きましたが、1打席しかない代打は1球のミスショットも許されません。甘い球は確実に仕留めないといけないということを改めて痛感しました。
 もう1つは崩されても打つ「対応力」。相手バッテリーは直球だけではなく、この日のカーブのように緩急でタイミングを崩しにきます。こっちはそれでもバットの芯に当てなければなりません。それがたった1打席でも、どんなに球速差があったとしても。僕は日頃からそれに対応できるかできないかが、3割か2割台の打者かの分かれ目だと考えているので、その意味では悔しさが残る打席でした。
 ベイスターズは幸い、この回に追いつきました。延長戦に入っても今はベンチに「勝てる」雰囲気があります。最後まで戦いたかったのですが、天候には逆らえませんね。あと2試合。チームは首位に勝ち、そして僕は今日のポイントを修正し、後半戦につなげていきます。

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2006年07月14日

力投のエースの代打

 久しぶりに横浜スタジアムに戻っての広島戦。緊迫した投手戦になりました。ベイスターズは三浦投手が頑張り、1―1で9回を迎えました。2アウト2塁、このサヨナラのチャンスで三浦投手に打席が回ってきましたが、僕がエースの代打に指名されました。
 相手は横浜高校の先輩でもある左腕の高橋投手です。試合になれば先輩後輩などは関係ありません。いつも通り、全力で挑みました。結果は追い込まれての外角のスライダーで空振り三振でしたが、素晴らしいコースの球ばかりで失投はありませんでした。猛暑の中での三浦投手の力投に何とか白星を付ける形で応えたかったのですが…。
 前回の巨人の前田投手もそうでしたが、シーズンはまだ半分近くもあり、左投手ということで、また僕にぶつけてくる可能性はあります。何度も言いますが、次は絶対に借りを返します。
 このチャンスはものにできませんでしたが、チームは10回にサヨナラ勝ちを収ました。4位の広島をたたき、5位の巨人には0・5ゲーム差に縮めました。最下位脱出は目前です。今はこの2チームを一気に抜く勢いがチームにあります。オールスターまでの残り試合、すべてホームゲームという地の利も生かし、白星を重ねていきたいです。

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2006年07月11日

借り返すホームラン

 今日は札幌での巨人戦。3―1の9回2アウト二塁、代打で2ランホームランを打ちました。
 相手は前回、同じような場面で打ち取られた左腕の前田投手です。前回は初球のスライダーを見逃し、ストライクを取られました。それが頭にあり、ストライクゾーンに来た球は絶対にバットを出すという強い気持ちで臨みました。
 ここ数年、これまでに経験が少なかった代打での出番が増えました。スタメンと違って1打席しかありません。1球の重みというものを日々、考えるようになりました。そのためには自分から攻めていかないといけません。振らないで1ストライクと不利なカウントになるより、たとえ空振りでも振った方が気持ちも落ち着けます。今夜はそれを初球のナックルボールで実行し、最高の結果につながりました。これで前回の借りも返せました。
 牛田投手のプロ初勝利にも、いい援護になったと思います。彼とは今シーズン初めに、2軍で一緒に汗を流した仲です。下積みを見ていただけに、僕も感慨深いものがありました。これを自信にもっともっと勝ってもらいたいです。
 あと1試合で長かった遠征は終わります。勝っていい形で横浜に戻ってきます!

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2006年07月10日

横浜高校

 今年も夏の高校野球シーズンがやって来ました。僕が横浜高校を卒業してから、もう15年以上経ちます。毎年、公式戦中なので球場に行って応援はできませんが、練習中でも途中経過を教えてもらったり、甲子園出場が決まるとチームに用具を贈ったり、といつも母校は僕の心の中にあります。
 プロには西武の松坂投手をはじめ、多くの横浜高校出身の選手たちが活躍しています。オープン戦や交流戦では後輩たちがあいさつに来ますし、今でもOB同士の絆を感じます。横浜高校で渡辺監督の下、野球をやれたことは僕の誇りですし、さらにそのまま地元のプロの球団に入ったことは幸せだなとも思います。
 さて今年の横浜高校は1998年の松坂投手以来の甲子園春、夏連覇が懸かっています。でも、その前に県大会を勝ち抜かなければいけません。神奈川県は激戦区で代表になるというのは並大抵のことではありません。長丁場を乗り切って、大きな栄冠を勝ち取ることを祈っています。
 

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2006年07月07日

七夕と背番号

 今日は七夕です。7月7日ということで、僕の背番号について書きます。
 僕はドラフト4位での入団でした。背番号の希望は聞かれず、入団会見の時に初めて「51」だと伝えられました。この番号は初めて首位打者を取った1997年まで付けました。ちょうど同じ時期にマリナーズのイチロー選手(当時はオリックス)が活躍していて、同じ鈴木の姓で年齢も近いということで不思議な縁を感じたことを覚えています。
 翌年からその「51」を今の「7」に変えました。イチロー選手とかぶっているのを意識したわけではありません。周囲には「首位打者のタイトルを取った験がいい背番号なのに、変えていいのか」という声もありました。それでも、「7」を付けたい理由があったのです。
 僕はプロ入り前、同じ左打者だった巨人の吉村禎章選手(現巨人二軍監督)に憧れていました。あんな風に打率も本塁打も打点も稼げる選手になりたいと、バッティングもお手本にしていました。その人が付けていたのが「7」でした。
 また僕が横浜高校時代に付けていたのも「7」(レフトだったので)。慣れ親しんだ番号でした。この背番号で、もっといい成績を残したかったので、迷いはなかったです。変えた98年も首位打者を取り、ベイスターズは日本一になりました。一気に「7」は鈴木というイメージが定着した感じで、本当に愛着がある番号になりました。
 これからもプレーで、この背番号を輝かせていきたいです。

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2006年07月06日

遠征中の体調管理

 今日で阪神戦は終わりですが、長いロードが続きます。例えば今回のように数日同じホテルに泊まる時、僕はベッドではなく、部屋に布団を敷いて寝ます。腰、首に古傷があるので、軟らかすぎるベッドは体に良くないからです。枕にも合う合わないがあるので、遠征中には自分の枕をスーツケースに入れて持ち運んだこともあります。1日の3分の1もあるわけですから、睡眠は練習同様に大事なことだと考えています。
 明日は岐阜に移動し、中日戦に備えます。これから夏場に入りますが、より体調管理に気を配り、皆さんにクオリティーの高いプレーを見せたいと思っています。

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2006年07月04日

中田選手引退で

 昨日の中田選手の引退発表には驚きました。と同時に競技は違いますが、自分のことについても考えさせられました。
 僕がプロで2年やって、20歳のころのことです。いつか引退する時にやるだけのことはやってから、やめたいと、「おれはプロの世界でこれだけの数字を残したんだ」と思えるようになりたいと思いました。そのために1試合でも多く、1安打でも多く、積み重ねていかないといけないと決意しました。 
 いつか僕にもその時は来ます。だからこそ悔いのないように毎日を大事に過ごしたいです。たとえ今日のように結果が出ない日があっても―。中田選手の引退で、改めてそう強く思いました。

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2006年07月02日

打者の醍醐味

 今日はヤクルト戦に代打で出場しました。9回裏一死二塁、1点を追う展開です。ベイスターズは6連勝中。ここ2試合は連続でサヨナラ勝ちをしているので、横浜スタジアムのファンの期待感も最高潮になっていると感じました。緊迫した場面での出番に、僕も自分で緊張してるのが分かりました。しかし、緊張しながらも一昨日のサヨナラの場面での失敗を繰り返さないようにという、もう一人の冷静な自分もいました。打席に入った時、ヤクルトの外野陣がバックホームに備えて前に守っていることも見ることもできました。
 相手は木田投手。巨人にいた1995年に僕がプロで初めてサヨナラ本塁打を放った投手です。その時も横浜スタジアムでした。こんな良いイメージだけを頭で描き、打席に入りました。フォークボールでカウント2-1と追い込まれましたが、勝負球のインコースのストレートを弾き返し、ライト前ヒットになりました。外野がかなり前進守備だったため、二塁ランナーはホームに戻れませんでしたが、何とかチャンスは広げることができました。ベンチからも、スタンドからも「ここで打ってくれ!」という雰囲気がある中で打ったヒットだけに気持ちが良かったです。
 試合はヤクルトをあと一歩まで追い詰めましたが、連勝は止まってしまいました。来週からは大阪ー岐阜-福井-札幌と長い遠征に出発します。また、みんなで力を合わせて勝ちにいきます。

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